GEAR ギア
Snow Gear Collection 2019 Spring FISCHER 「RC4 WORLDCUP SC/RC YELLOW BASE」
2019-05-20 (月) 11:29
レーシングスキーと同様のプレート搭載モデルは真の上級者の証!
アルペンワールドカップの影響などから、“強く”“速く”といったところをイメージする「FISCHER」。国内においてもアルペン全日本選手権GSにて2年連続優勝を果たした石井智也がFISCHERを使用していることからやはり、そのイメージは“強く”“速く”といったところだろう。その「FISCHER」が2019-20シーズン。国内の基礎上級者向けに送り出すのが「RC4 WORLDCUP SC/RC YELLOW BASE」だ。
「RC4 WORLDCUP SC/RC YELLOW BASE」とはFISCHERが国内の基礎シーンに向けて送り出しているモデルであるが、ショート(スラローム)ベースの「SC」とロング(GS)ベースの「RC」といたってシンプルなラインナップだ。昨シーズンからラインナップされていたシリーズでスキー自体に大幅な変更は施されていないという。元々がワールドカップなどで使用するレーシングスキーをベースにしているため、基礎というよりもレーシングスキーに近いフィーリングだという。しかし、上級レベル、特に技術選に出場するようなアスリートレベルにおいては、若干、ソフト過ぎるかもしれないという声もあったという。さまざまな斜面、種目、そしてハードで高速化の一途をたどる技術選においてスキーが選手のパフォーマンスについていけないようでは「FISCHER」というブランドの根幹に関わる問題となるだろう。完成度の高いスキー、そして選手の最大限のパフォーマンスを引き出すため、来シーズンに向け、ワールドカップシーンでも使用されている「CURV BOOSTER」というプレートを装備させるという選択に至った。
(上)「CURV BOOSTER」プレート。
ワールドカップシーンでも使用されているハイエンドモデル
(下)「RACETRACK」プレート。
操作性に優れ、正確なターンを生み出してくれる
レーシングモデルに使用されているプレート「CURV BOOSTER」。これを「RC4 WORLDCUP SC/RC」に搭載することで「RACETRACK」プレートと比較し、ターン時において特に、中盤から後半にかけての“キレ”“グリップ”そして“抜け”といったところが格段に向上したという。このことにより、全体的なスピードがさらに高い次元に引き上げられ、さらにレーシングモデルに近いフィーリングとなっているという。さらに、アスリートレベルにおける強く、速いターンレベルにおいて、それに的確なパワーを伝えるプレートが装備されたことが、板そのものもポテンシャルをさらに引き上げることにもつながった。
「CURV BOOSTER」モデルにはワールドカップシーンでも使用されるイエローの特別な滑走面に仕上げられている
もちろんこれを扱いこなすことができるのは技術選を目指すスキーヤー、テククラレベルという真の上級者のみだ。そして、これまでのスキーをしっかりとたわませ、操作性に優れた「RACETRACK」というプレートが搭載されたモデルもラインナップされており、1~2級レベルには最適なモデルだという。
あらゆるシチュエーション、レベルや志向に合わせ、スキーヤー、そしてマテリアルのポテンシャルを最大限まで引き出す。「パフォーマンス至上主義」を掲げる「RC4 WORLDCUP SC/RC YELLOW BASE」は「FISCHER」らしさを充分に感じさせる選択といえるだろう。
ラインナップ
「RC4 WORLDCUP RC YELLOW BASE CURV BOOSTER」
価格:¥145,000+税 サイズ:165/170/175/180/185cm ラディウス:18m(175)
サイドカット:115-68-97
「RC4 WORLDCUP SC YELLOW BASE CURV BOOSTER」
価格:¥145,000+税 サイズ:155/160/165cm ラディウス:13m(165)
サイドカット:122-68-103
「RC4 WORLDCUP RC RACETRACK」
価格:¥126,000+税 サイズ:165/170/175/180/185cm ラディウス:18m(175)
サイドカット:115-68-97
「RC4 WORLDCUP SC RACETRACK」
価格:¥126,000+税 サイズ:155/160/165cm ラディウス:13m(165)
サイドカット:122-68-103
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