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Snow Gear Collection 2020 vol.1 ATOMIC「REDSTER S9i PRO」

2020-06-22 (月) 18:22

 

基礎系トップモデル「REDSTER i」シリーズ
トップシートや接着製法など細かなアップデートで“しなやかさ”が印象的なモデルへと変貌

「ATOMIC」が国内の基礎シーンのために特別にラインナップしている「REDSTER i」シリーズ。2020-21ニューモデルはこれまでの強さに加えて“しなやかさ”が印象的だという。大幅なモデルチェンジはないが、どのようなところがアップデートされたのか!?


ATOMICが独自に開発した弾力性に優れた接着材を使用。トップシートの変更、さらに芯材の厚みを増すなど、あらゆる面において”しなやかさ”が強調される

2020-21ニューモデルの「REDSTER i」シリーズ。大きなアップデートポイントを挙げるとすると「ダブルボンディング製法」という芯材やトップシートなど、スキーをはり合わせる際に使用される「ATOMIC」が独自に開発した接着剤。そして、この新たに開発したボンド素材をトップシートと芯材の間に敷かれるチタンやグラスファイバーなどの素材を挟み込みように2カ所ではり合わせ、職人が1台、1台を丁寧に接着し、スキーを作り上げている。この接着剤は乾いた状態でも弾力性に優れ、これまで以上に“しなやかさ”といったところが感じられるという。


上から
「REDSTER S9i PRO」価格:¥119,000+税 サイズ(R):157(12.7)165(12.5) サイドカット:117.5-65.8-102.5mm(165cm)
「REDSTER S9i」 価格:¥139,000+税 サイズ(R):155(11.5)160(12.1)165(12.7)170(13.3) サイドカット:116.5-68-102.5mm(160cm)
「REDSTER X9i」価格:¥139,000+税 サイズ(R):168(14.6)174(15.4)180(16.2) サイドカット:114-65.5-99.5mm(174cm)
「REDSTER X9i WB」価格:¥129,000+税 サイズ(R):152(12.3)160(13)168(13.5)176(14.2) サイドカット:125.5-75-109.5mm(168cm)
「REDSTER S8i」価格:¥117,000+税 サイズ(R):155(11.5)160(12.1)165(12.7) サイドカット:116.5-68-12.7mm(160cm)

 また、この“しなやかさ”がさらに印象的なのがショート系のトップモデル「REDSTER S9i PRO」。技術選などのアスリート仕様の「S9i PRO」はスラロームモデルさながらのキレといったところが際立つモデルだが、2020-21ニューモデルは「ダブルボンディング製法」はもちろんのことだが、さらに“しなやかさ”が印象的な仕上がりとなっているという。それはiシリーズの中でも「S9i PRO」「S9i」「X9i」のトップ機種にのみ採用されている新しいトップシート「FIS NANO TPU STRUCTURED RACE」がその恩恵をもたらしてくれている。材質や厚みも変更され、従来モデルよりもトップシートは薄く、その分芯材となるウッドコアが厚く設計されることにより、ウッドの素材がさらに活かされた柔軟性が向上しているという。
 またニューモデルの「REDSTER S9i PRO」はレーシングのスラロームモデルと同様に「SERVOTEC」が採用されていない。衝撃吸収といったところを不安に感じしてしまうかもしれないが、上述の厚みを増したウッドコアの芯材、そしてそれを構成する「ダブルボンディング製法」から、スキー全体を通して強さやキレのみならず、操作性のよさも感じることができるだろう。
 このようなテクノロジーは「REDSTER i」シリーズにのみ使用されているというわけではなく、ワールドカップなど世界のトップシーンで使用される技術がそのまま使用されいている。こういったところからも「ATOMIC」の本気度はうかがい知ることができるだろう。スラロームモデルさながらの「REDSTER S9i PRO」。キレや強さに加えて“しなやかさ”を活かしたターンで来シーズンはまた違う景色が見えるかもしれない。
 
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