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Snow Gear Collection 2020 vol.2 LEKI「TRIGGER 3D」システム

2020-10-27 (火) 10:19

 

安全性と操作性を両立した「TRIGGER 3D」システムへとリニューアル
グリップの一体感はそのままの220°の広範囲をカバー

 「LEKI」言わずと知れたスキーポールのトップブランド。アルペンワールドカップや国内の技術選などにおいて数多くのトップスキーヤーが使用している。「LEKI」がトップスキーヤーから支持される理由のひとつとして挙げられるのは“安全性”ということだろうか。その“安全性”を象徴するのが「LEKI」の「TRIGGER」システム。


3次元方向にリリースの対応幅が広がった「TRIGGER 3D」
赤いフック部分がグローブのホールとロックさせることで一体感が高まり、優れた総再生を実現。

 このシステムは「LEKI」の専用のグローブ、もしくは他のグローブでも「TRIGGER」対応のストラップを使用することによって、ポールのグリップ部分にあるフックとロックさせ、グローブとポールの一体感を得られる。ブーツと同様に瞬時における細かな操作を可能にする優れたフィット感は目立たぬ存在ながらもアスリートのパフォーマンスを大きく支えている。
 「TRIGGER」システムの最大の恩恵は、その“安全性”。操作性やダイレクト感のためにグローブとポールがロックさせてしまうと、転倒時などに腕を巻き込むなど、肩やひじのケガにつながってしまうと思うかもしれないが、文字通り“TRIGGER”が”引き金“となり、転倒時などにおける一定の負荷に反応し、ロックが外れるというシステム。操作性を高めるという点だけでなく、この安全性が安心となり、アスリートはさらにアグレッシブなラインを攻めることができる。
 そして今シーズン、このシステムが「TRIGGER 3D」へとリニューアルされた。従来よりも3次元方向に広がったリリースポイントの対応幅は220°。トリガー部分から手のひらの方向へ、ほぼ全方位ともいえるほどに広範囲をカバー。さらに高まった”安全性”が転倒時において腕を巻き込むようなケガをさらに減らしてくれるだろう。


(上)「VENOM VARIO 3D」価格:¥34,000+税 サイズ:95~125cm
(中)「PEAK VARIO 3D」価格:¥25,000+税 サイズ:95~125cm
(下)「SPITFIRE VARIO 3D」価格:¥20,000+税 サイズ:110~140cm

「TRIGGER 3D」。これはなにもアルペンレースのような極限の世界の話というわけではない。一般スキーヤーがゲレンデを楽しむ際にも、またさまざまな雪質や斜面が想定されるバックカントリーにおいても、その恩恵は計り知れない。もちろん「LEKI」では一般スキーヤーにもより安全にスキーを楽しんでもらえるように「TRIGGER 3D」対応モデルがラインナップされている。デモンストレーターも多く使用し、基礎といったシーンで使われているのが「VENOM VARIO 3D」。今シーズンはさらにストラップの手のひら部分が広くなり、しっかりとしたホールド感でさらに操作性が増している。バックカントリーなどで重宝される伸縮タイプが「PEAK VARIO 3D」。そしてフリーライドでスキーを楽しむには「SPITFIRE VARIO 3D」がオススメとなるだろう。


(上)「GRIFFIN TUNE S BOA®」価格:¥21,000+税 カラー:1色
(下左)「WORLDCUP RACE DOWNHILL S」価格:¥19,000+税 カラー:1色
(下右)「PROGRESSIVE COPPER S LOBSTER」価格:¥14,500+税 カラー:全2色

 また、気になってくるのがグローブ。「TRIGGER 3D」に対応するグローブにも注目したい。今シーズンのニューモデル「GRIFFIN TUNE S BOA®」。グリップの際は「TRIGGER 3D」によるフィット感が申し分ないが、さらにBOAテムにより手の甲の部分を包み込むようにジャストフィット。ふたつのシステムが融合し、パーフェクトフィットともいえる握り心地を実現してくれるだろう。また保温性に優れた三本指ミトンタイプの「PROGRESSIVE COPPER S LOBSTER」。そして上述「VENOM VARIO 3D」と相性もよい「WORLDCUP RACE DOWNHILL S」はレーシンググローブだが、パッドは入っておらず、技術志向のスキーヤーにもオススメモデルと言えそうだ。
 優れた操作性と高い安全性を兼ね備えた「LEKI」の「TRIGGER 3D」システム。レーサーや技術志向のコアスキーヤーから、バックカントリー、パウダーライド。そしてゲレンデを楽しむレジャースキーヤーまで、あらゆるスキーヤーがそれぞれのシーンで大いにその恩恵を感じられるはず。スキーやブーツ、ウェアなどに目が行きがちだが、細かなところに気を配ってこそ、快適で安全なシーズンを送ることができるだろう。
 
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