GEAR ギア
Snow Gear Collection 2020 vol.2 ATOMIC「REDSTER i」シリーズ
2020-10-09 (金) 17:59
“たわみ”を引き出す”しなやかさ”と”軽快感”
勝つための進化が同時に扱いやすさを実現
「ATOMIC」が国内基礎シーンのためにラインナップしている「REDSTER i」シリーズ。アルペンワールドカップでも見られる「ATOMIC」のブランドカラーでも赤ではなく、黒いトップシートが印象的なシリーズ。一般スキーヤーにとっては“黒いATOMIC”は上級者の証といってもいいだろう。
その「REDSTER i」シリーズ。ニューモデルもさまざまな進化を遂げているが、ショート系のトップモデル「REDSTER S9i PRO」にいたっては、もはやスラロームモデルともいっていいほどに先鋭化し、技術選という大会で勝つためのスキーという位置づけだ。その「REDSTER S9i PRO」よりも、より多くのスキーヤーに適したモデルが「REDSTER S9i」。ニューモデルではトップ機種と同様のアップデートが施されている。勝つための進化が同時に扱いやすさへと変貌を遂げているようだ。
2020-21ニューモデルの「REDSTER S9i」。大きくモデルチェンジが図られた点は2点。1つめはトップシートとそれに伴うコア材の厚みの変更。素材、そして厚みが変更されたトップシートはこれまでよりも7mm薄く、その分ウッドのコア材が7mm厚くなっている。そのためスキー全体の厚みは変わっていないが、ウッドのコア材による粘りが強くなり、これがしなやかさを強く感じられる仕上がりになっているという。
ATOMICが独自に開発した接着材による「ダブルボンディング」製法。厚みを増したウッドのコア材との相乗効果によりしなやかさが大幅にアップ
2つ目は「ATOMIC」がスキー用に独自開発した接着剤による「ダブルボンディング製法」。この接着剤は乾いても弾力性がそのままキープされ、厚みを増したウッドのコア材との相乗効果がしなやかさへとつながり、軽快感を感じられ、レスポンスの良さが印象的だという。
驚くべきは、これらのテクノロジーはレーシングモデルや「S9i PRO」のようなトップ機種、すなわち“勝つための”テクノロジーであるが、それが同時に一般スキーヤーにとっては扱いやすさを実現することになっている。
「REDSTER S9i」はもちろんトップカテゴリーに位置づけられている。しかし上級レベルはもちろん、中級レベルでも、そのしなやかさであったり、扱いやすさは大きな武器となる。ゲレンデでは軽快に、きれいなたわみを引き出し、さまざまなシチュエーションでもその操作性の良さを感じ取れ、ワンランク上の滑りへと引き上げてくれるだろう。
「REDSTER S9i」 価格:¥139,000+税 サイズ(R):155(11.5)160(12.1)165(12.7)170(13.3) サイドカット:116.5-68-102.5mm(160cm)
「REDSTER X9i」価格:¥139,000+税 サイズ(R):168(14.6)174(15.4)180(16.2) サイドカット:114-65.5-99.5mm(174cm)
「REDSTER X9i WB」価格:¥129,000+税 サイズ(R):152(12.3)160(13)168(13.5)176(14.2) サイドカット:125.5-75-109.5mm(168cm)
「REDSTER S8i」価格:¥117,000+税 サイズ(R):155(11.5)160(12.1)165(12.7) サイドカット:116.5-68-12.7mm(160cm)
ほかにも「REDSTER i」シリーズにはオールラウンド性の高いセンター幅65.5mmの「REDSTER X9i」。そしてセンター幅75mmの「REDSTER X9i WB(ワイドボボディ)」もラインナップされている。ショート系の「S9i」と較べて、1台でショートからロングまでなんでもこなす印象の「X9i」と「X9i WB」。160cmくらいまでなら「X9i WB」。それ以上の長いサイズならシャープな切れ味が印象的なセンター幅65.5mmの「X9i」という選択もおもしろいだろう。
上級者はもちろん、中級レベルでもワンランク上の滑りへと引き上げてくれる「REDSTER i」シリーズ。最高峰のテクノロジーが日本独自のラインナップへも惜しみなく採用されている。今シーズンはその進化を味わってみてはいかがだろうか。
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