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2018-19ニューモデル情報 SALOMON

2018-06-13 (水) 19:03

今年の主役登場!?
フルモデルチェンジしたオンピステ・フラッグシップ「S/RACE」
「SONS OF A BLAST」青い疾風の切れ味はいかに!

いつの時代もその独創的なアイディアと開発力でスキーシーンをリードし続けてきたSALOMON。それはもちろん、ワールドカップといったコンペティションの場においても、そしてスキーというスポーツを楽しむといった面においてでもある。そのSALOMONがオンピステのフラッグシップモデルをフルモデルチェンジして話題をさらっている。
「SONS OF A BLAST」というコンセプトとともに発表された新シリーズ「S/RACE」はこれまでの「X/RACE」から単なるアップデートというレベルではない雰囲気をすでに醸し出していた。やや深みを増したそのブルーはコンセプト通り、疾走感を感じさせる。

ニューテクノロジー「EDGE AMPLIFIER(エッジ アンプリファイア)」

プレートの形状やスキーの両サイドを高くすることで、エッジへのパワー伝達を効率的に増幅する新システム「EDGE AMPLIFIER(エッジ アンプリファイア)」

「S/RACE RUSH SL+X12TL」価格:¥130,000+税
155cm:R11 122-68-105
160cm:R12 121-68-105
165cm:R13 121-68-104

ロアシェルの中にカーボンとプラスチックを組み合わせた素材をボックス状に配置することで、よりダイレクトなパワー伝達を可能にしてくれる

「S/RACE 130」価格:¥105,000+税
サイズ:24.5~28.5cm(1cm刻み)
フレックス:130

「S/RACE」の最大のトピックスといえば、なんと言ってもニューテクノロジーの「EDGE AMPLIFIER(エッジ アンプリファイア)」だろう。このテクノロジーは、スキーのセンター部分において、プレートの形状やスキーの両サイドを高くすることにより、エッジへのパワー伝達を効率的に増幅させるシステムだという。
開発にあたり、「スキーの最大の楽しみはスピードにある!」このことを最大限に追及するマテリアルを開発するというミッションのもと、いかに効率的にスピードにのったターンを実現させるかに挑むことになった。開発の責任者にはSALOMONチームのレーシングディレクターを務めたギュンター・マーダーほか、ワールドカップで活躍したダヴィデ・シモンチェリ、日本からも渡辺一樹が加わった。ほかにも各国から多くのスキーヤーが参加し、テストが繰り返された。競技のシーンであれ、レジャーであれ、どうすればゲレンデに疾風を吹かせることを可能にするか。そうしたテストを繰り返す中で「エッジアンプリファイア」という答えを導きだすことになった。
効率的なエッジへのパワー伝達は、しっかりとスキーをたわませ、正確なターンを可能にしてくれる。一見、コントロール性能を重視したコンセプトと思わせるが、結果としては縦に!、スピードへと繋げてくるところがSALOMONの独創性と開発力といったところか。
また、同様にブーツにおいてもフルモデルチェンジがなされた。コンセプトは共通して、効率的なパワー伝達をいかにスピードにつなげるかということ。これを実現させるために、ロアシェルの中にカーボンとプラスチックを組み合わせた独自の素材を使用。これにより、15%の軽量化と40%の硬度アップを実現したという。インプレッションとしてもより、ダイレクトなパワー伝達を感じられるというから、これはスキーの「エッジアンプリファイア」機能との相乗効果により、数値以上の感触を得ることができるだろう。
近年、驚くほどに高速化が進む技術選。今年の吉岡大輔の優勝は、SALOMONが掲げるコンセプトをそのまま体現する形となった。もちろん、競技でなくともその疾走感は感じることができるだろう。スキーというスポーツの原点に立ち返り、最新の技術でそれを具現化してきたSALOMON。その青い疾風は今年、どこまで吹き抜けていくのか。
映像では吉岡大輔の実走、そしてインプレッションが語られているので、ぜひ参考にしてもらいたい。

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