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Snow Gear Collection 2021 ELAN「RIPSTICK BLACK EDITION」&「AMPHIBIO GTI」

2021-10-27 (水) 13:03

 

オンピステ or オフピステ 志向に合わせたラインナップに新たなフラッグシップが登場!

 今シーズン「ELAN」ニューモデルの中から気になる2モデル登場した。それが「RIPSTICK BLACK EDITION」と「AMPHIBIO GTI」だ。注目したいのはなんといってもデザイン。「ELAN」のブランドカラーでもあるグリーンはひかえめに、全体がブラックを基調として落ち着きのあるデザインは高級感を漂わせている。
もちろんデザインだけが特徴的というわけではない。「ELAN」スキーの代表的なテクノロジーともいえる「AMPHIBIO」テクノロジー。スキーのアウトサイドはロッカー、インサイドはキャンバーという左右非対称の独特の構造によって、内脚はロッカーによるターン導入のスムーズさ、外脚は優れたグリップを発揮してくれる。この「AMPHIBIO」テクノロジーによってオンピステ、オフピステを問わず“操作性の良さ”といったところが「ELAN」の特筆すべき点と言ってもいいだろう。


(上)格子柄の部分が「CARBON LINE TECHNOLOGY」。ターン時における負荷のかかる部分に適切に敷かれたカーボンシートが軽量化のみならず、安定したターンへと導いてくれる
(下)「BLACK EDITION」のみに採用されたカーボンロッド。両サイドのエッジ部分のみならずセンター部分に追加することでさまざまな雪質でも高い走破性を実現

 オフピステ、パウダーシーンで近年、人気の高まりを見せているのが「RIPSTICK」シリーズ。「AMPHIBIO」テクノロジーに加えて「CARBON LINE TECHNOLOGY」がその大きな要因と言ってもいいのではないか。軽量化のためにスキーのいち面にカーボンを敷くということは他のブランドでもよく見られる構造であるが、「CARBON LINE TECHNOLOGY」は軽量化のみならず、滑走性能を高めるために違ったアプローチをしている。スキーの内側を中心に敷かれたカーボンシート。これがターン時においては外脚のインサイドエッジにあたり、いちばん負荷のかかる部分を強化することになっている。また適切な部分にカーボンを敷くことで、芯材に使用されているウッドのたわみもしっかりと感じることができる。軽量化や浮力のみを求めるのではなく、滑走性能に主眼を置くことで、パウダーやさまざまな雪質においても、安定感と”操作性の良さ”を感じることができるのが「RIPSTICK」の良さと言えるだろう。


(上)「RIPSTICK 106 BLACK EDITION」価格:¥143,000(税込) サイズ(R):164(16.0)、172(17.0)、180(18.1)、188(20.4) サイドカット:143-105-120(172cm)
(中)「RIPSTICK 96 BLACK EDITION」価格:¥132,000(税込) サイズ(R):164(15.1)、172(16.2)、180(18.0)、188(19.5) サイドカット:136-95-110(172cm)
(下)「AMPHIBIO GTI」価格:¥79,200(税込) サイズ(R):152(11.5)、160(13.9)、168(14.4)、176(16.0) サイドカット:127-76-104(160cm)

その「RIPSTICK」シリーズに今シーズン加わったのが「RIPSTICK BLACK EDITION」。ラインナップはセンター幅が106mmと96mmの2モデル。他のモデルとは明らかに一線を画す「BLACK EDITION」。フラッグシップに位置づけられている理由は見た目だけというわけではない。「RIPSTICK」シリーズには上述の「CARBON LINE TECHNOLOGY」以外にもスキーの両サイド、エッジ部分に沿うようにカーボンがライン上に2本敷かれているが「BLACK EDITION」はさらに中央部にも1本敷かれている。このことがスキーの張りををさらに強化し、雪質にとらわれることなくターン中の安定感がさらに向上されている。これだけ強化されたモデルとなるとやはりアスリート仕様なのではないか?一般スキーヤーには扱えないのではないか?と思われるが、試乗会などではシリーズ中いちばん評価が高かったようである。「CARBON LINE TECHNOLOGY」と同様に適切に配置されたカーボン素材によって優れたトーションバランスを実現し、そして「ELAN」の基礎ともいえる「AMPHIBIO」テクノロジーとの相乗効果によってハイスペックモデルながらも“操作性の良さ”といったところを強く感じられるところがその要因となっているのだろう。


「RIPSTICK」ラインナップ
上から
「RIPSTICK 116」価格:¥99,000(税込) サイズ(R):177(19.4)、185(20.4)、193(23.3) サイドカット:142-112-129(177cm)
「RIPSTICK 106」価格:¥94,600(税込) サイズ(R):164(16.0)、172(17.0)、180(18.1)、188(20.4) サイドカット:143-105-120(172cm)
「RIPSTICK 96」価格:¥83,600(税込) サイズ(R):164(15.1)、172(16.2)、180(18.0)、188(19.5) サイドカット:136-95-110(172cm)
「RIPSTICK 88」価格:¥77,000(税込) サイズ(R):148(13.0)、156(13.7)、164(14.2)、172(15.4)、180(17.0)、188(18.9) サイドカット:130-88-105(172cm)

 パウダーシーンに目を奪われがちだがオンピステモデルにもブラックを基調とした注目モデルが登場している。それが「AMPHIBIO GTI」。「ULTRA LIGHT」というシリーズの名の通り、まずその軽さが印象的。1/2(ビンディング込み)で2.450gというのは驚きだろう。もちろんただ軽くしているわけではない。「RIPSTICK」と同様に、必要な部分は強化し、それ以外の部分は可能なかぎり軽量化を施した「TRULINE(トゥルーライン)」テクノロジー。軽量化によるスキー操作のしやすさ、ターン中に負荷のかかる部分にはしっかりとした強化。この技術によって朝イチの締まったバーンや荒れた斜面、ちょっとした不整地などでもその“操作性の良さ”が際立っているという。
 「AMPHIBIO」テクノロジーをベースに、そしてそれぞれのシーンに合わせて相乗効果を生みだすテクノロジーを搭載する「RIPSTICK」と「ULTRA LIGHT」。なかでも今シーズン登場した「RIPSTICK BLACK EDITION」と「AMPHIBIO GTI」はどちらもブラックを基調としたデザインで注目となるだろう。オンピステ?オフピステ?それぞれの志向に合わせてどちらかを選べば今シーズンの最高の相棒となってくるれるはず。

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