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Snow Gear Collection 2022 FISCHER「RC4」

2022-05-06 (金) 15:06

 

「RC4 WORLDCUP SC」にニューカラー“セレステ”が登場

 「FISCHER」が基礎シーンをターゲットにラインナップしている「RC4」シリーズ。レーシングのトップモデルの流れを汲む「RC4」の滑走性能は技術選で活躍するデモンストレーターから、一般スキーヤーまで幅広く支持をされている。シンプルながらもあらゆるレベルのスキーヤーにマッチしたラインナップは、トップスキーヤーにはさらなるパフォーマンス。そして一般スキーヤーには扱いやすさと、それぞのレベル、志向に合わせてベストな選択が可能となっている。


(上)「RC4 WORLDCUP CT」価格:¥192,500(税込) サイズ(R):165、170、175(15.5)、180 サイドカット:113-65-98
(中)「RC4 WORLDCUP RC PRO」価格:¥169,400(税込) サイズ(R):170、175(18)、180、185 サイドカット:111-66-96
(下)「RC4 WORLDCUP SC PRO」価格:¥169,400(税込) サイズ(R):155、160、165(13) サイドカット:119-66-104

 2022-23ニューモデルの「RC4」シリーズはデザイン面で若干の変更はあるが、大きなモデルチェンジということは行われていない。しかし製造工程では見直しが図られ、さらにブラッシュアップされたといってもいいだろう。2020-21シーズンのフルモデルチェンジから熟成された3シーズン目を迎えるということになる。
 ラインナップはショート、ロングのトップモデル「RC4 WORLDCUP SC PRO」「RC4 WORLDCUP RC PRO」。この2モデルに加え、ワールドカップのパラレルスラローム用のスキーのサイドカットを採用した「RC4 WORLDCUP CT」。この3モデルが「RC4」シリーズの中でもエキスパート向けのトップモデルとなる。この3モデルにはレーシングモデルで使用されてきた「M/Oプレート」が搭載されている。


(上)「RC4 WORLDCUP RC」価格:¥149,600(税込) サイズ(R):170、175(18)、180 サイドカット:111-66-96
(中)「RC4 WORLDCUP SC」価格:¥149,600(税込) サイズ(R):155、160、165(13) サイドカット:119-66-104
(下)「RC4 RCS」価格:¥115,500(税込) サイズ(R):155、160、165(14,5)、170 サイドカット:116-68-100

 そして「SC/RCPRO」とスキーの構造は同じながら軽量で柔らかなプレート「M-TRACK」が搭載されているのが「RC4 WORLDCUP SC」と「RC4 WORLDCUP RC」。同じスキーながらもPROの2モデルと比較し、プレートで違いを出すことによって扱いやすさ、操作性といったところが印象的なモデルとなっている。
 2022-23ニューモデルでは「RC4 WORLDCUP SC」にニューカラーのセレステ(空色)が登場する。強さを感じさせる従来のブラック、イエローとは一線を画し、さわやかなイメージのカラーはゲレンデ映えることは間違いないはずだ。強さやキレといったアスリートレベルの滑りを求めるならPRO。しなやかさであったり操作性を求めるならSCというレベルや志向に合わせて自身に合ったモデル選びをするのがいいだろう。
 もちろんスキー自体は同じ構造ということで、その滑走性能の高さに変わりはない。それを生みだしているのが芯材部分に敷かれたチタニウムのシート。「シェイプド TI」と呼ばれるチタニウムのシートはスキー全面に敷くということではなく、強さの必要な部分、しなやかさが必要な部分に合わせて部分的に細くするなどの設計となっている。ほかにも網目状に敷かれたカーボンシート「ダイアゴカーボン」によってトーションが強化されるなど、独特なトップの形状と合わせて、とらえの良さ、そしてキレやシャープな操作性といったところはプレートが違えど、共通して感じることができるだろう。


適切に配置された「シェイプド TI」と「ダイアゴカーボン」が強さと操作性が両立するトーションバランスを実現。2種類のプレートで全く異なる乗り味を感じさせる「RC4シリーズ」の「M/Oプレート」と「M-TRACK」

 また「RC4」シリーズの中で異彩を放っているのがパラレルスラロームのサイドカットを採用したエキスパートモデル「RC4 WORLDCUP CT」。スラロームということでショートターン用モデルと想像してしまうが、スラロームモデルよりもラディウスは若干、広くなっている。サイズ展開も165、170、175、180cmと幅広く「ダイアゴカーボン」も2重に敷かれ、その強さはレーシングモデルさながらといってもいいだろう。ターンサイズにとらわれることなくハイスピードでカービングを楽しむエキスパートには最適なモデルといって過言ではないだろう。
 「RC4」シリーズはどうしてもエキスパート向けモデルのイメージが強いがエントリーモデルもラインナップされている。それが「RC4 RCS」。ターゲットとしては中級以上(SAJ2級程度)のモデルとなるが、ショートからミドルまで対応するサイドカット。そして「SC/RC PRO」「SC/RC」とくらべてマイルドなレスポンスは適度にカービングを楽しみたい。またさらなるレベルアップを目指したいというスキーヤーにはマッチしたモデルとなっている。
 レーシングモデルさながらのエキスパートモデルから一般中上級まで対応する「FISCHER」の「RC4」シリーズ。レベルや志向などさまざまなスキーヤーにゲレンデを疾走する喜びを与えてくれる1台がきっと「RC4」シリーズの中から見つかることだろう。
 
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