GEAR ギア
Snow Gear Collection 2022 VÖLKL「M6 MANTRA」「KENDO 88」&「DEACON 72/76」
2022-06-02 (木) 13:50
オンピステ、オフピステどちらを重視しても変わらぬハイクオリティ、ハイパフォーマンスな滑走性能の「M6 MANTRA」&「KENDO 88」
ゲレンデを縦横無尽に疾走する楽しみを与えてくれる「DEACON 72 & 76」
「VÖLKL」といえば「RACETIGER」というほど、レース、そして基礎シーンのイメージが強いが、長年に渡ってパウダーシーンを中心としたフリーライドのジャンルでも人気となっている。やはりフリーライドというとバックカントリーでのシーンを想像してしまうが「VÖLKL」のフリーライドシリーズはその滑走性能の高さから、ゲレンデでもレベルを問わず楽しめるモデルとなっている。そういった幅の広さが人気の要因なのではないか。
(左)トップ部分に網目状に張り巡らされた「テイラード・カーボンチップ」。衝撃吸収性能に優れ、パウダーや不整地においてもスキーの取り回しの良さ、高い操作性を実現
(右)サイズごとに幅や形状が細かに調整された「テイラード・チタナールフレーム」。あらゆる雪質においてもスキーを安定させてくれる
まず、今回フォーカスしたいのは2022-23モデルでモデルチェンジとなる「KENDO 88」。まず何といっても、その乗り味は“縦横無尽”といったところ。雪質に関係なく、整地、不整地、パウダーでも使い勝手が抜群だという。
フリーライドモデルの魅力はやはり、テクニカルな部分にとらわれることなく、それぞれのスタイルでスキーそのものを楽しむ!というところにある。ドイツの職人たちによって仕立て(テイラード)あげられた「VÖLKL」のテクノロジーがその楽しみを裏から支えている。スキーのトップ部分、網目状に張り巡らされた「テイラード・カーボンチップ」というカーボンファイバーが衝撃を吸収し、あらゆる雪質においても操作性に優れ、スキーを安定させてくれる。また同じモデルでもサイズごとに調整された「テイラード・チタナールフレーム」というチタン素材が芯材部分、フレーム状に敷かれている。サイズごとに適切に配置されたこの「テイラード・チタナールフレーム」は振動吸収や、なによりも適度なトーションがさまざまなシチュエーションにおいても安定感と高い滑走性能を実現している。またセンター幅90mmに近いモデルながらも操作性や俊敏性に優れ、こういったところがパウダーのみならず整地、不整地を問わず“縦横無尽”にゲレンデを楽しむことができる要因となっているのではないか。
上から
「M6 MANTRA」価格:¥101,200(税込) サイズ(R):163(24/14/20)170(17/16/22)177(30/18/24)184(32/19/26) サイドカット:135-96-119
「KENDO 88」価格:¥95,700(税込) サイズ(R):163(23/13/21)170(26/15/23)177(29/16/25)184(31/17/26) サイドカット:129-88-113
「DEACON 72」価格:¥154,000(税込) サイズ(R):158(12.7)163(13.5)168(14.5)173(15.4)178(16.4) サイドカット:125-72-103
「DEACON 76」価格:¥154,000(税込) サイズ(R):171(16.5)176(17.6)181(18.7) サイドカット:124-76-104
そしてゲレンデを“縦横無尽”に楽しむということでは外すことができないのが「DEACON72/76」の2モデル。近年、オンピステのハイパフォーマンスモデルとして人気を獲得してきた「DEACON」シリーズ。特に「RACETIGER」シリーズと比較されることも多い「DEACON」シリーズであるが、コンペティション志向の「RACETIGER」とは似て非なるものといったところかもしれない。やや幅広のセンター幅とトップだけでなくテールもロッカー構造のため、整地はもちろん不整地においても安定感、操作性に優れた仕様となっている。70mmを超えるセンター幅にキレやカービング性能に不安を感じるかもしれないが、使用されている芯材や構造、テクノロジーやビンディングなど「RACETIGER」と共通のものも多いため「RACETIGER」と遜色のないカービング性能といっていいだろう。むしろコンペティション志向とは異なる“疾走感”というところを強く感じられるモデルではないだろうか。
もっと自由に、整地もパウダーも思いっきりスキーを楽しみたい!そんな思いのスキーヤーを満足させる「M6 MANTRA」「KENDO 88」そして「DEACON 72/76」の4モデル。どれを選ぶかはそれぞれが楽しみたいシーンを重視して選ぶのがいいだろう。その選択は間違っていないはずだ。
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