GEAR ギア
Snow Gear Collection VÖLKL「DEACON 72」
2022-10-21 (金) 9:43
軽快さと安定感、操作性に優れたオールラウンドモデルの決定版
スキーの楽しみといえば、やはりゲレンデを疾走するカービングターン。そうなってくるとスキーの選択肢としてはいわゆるデモモデルのスキーとなってくるのかもしれない。しかし、コンペティション志向のスキーではなく、もっと自由にゲレンデを疾走したい。そう感じているスキーヤーも多いことだろう。そんなスキーヤーのニーズにしっかりと応え、近年、存在感を増してきているのが「VÖLKL」の「DEACON」シリーズだ。
スキーのトップ部分、網目状に張り巡らされた「テイラード カーボンチップ」。軽量化のみならずターン時における負荷のかかる部分を強化し安定感をもたらしてくれる
これまでも「VÖLKL」のオンピステモデルの新定番としてラインナップされてきた「DEACON」シリーズであるが2022-23ニューモデルはさらなる進化を遂げてきた。なかでも注目したいのは「DEACON 72」。
2022-23ニューモデルとして登場する「DEACON 72」は、「VÖLKL」のオンピステモデルのフラッグシップとなる「RACETIGER」と遜色のないパフォーマンス性能とテクニカルな志向にとらわれない自由で軽快な乗り心地は試乗会等でたいへん好評を得ているという。
「RACETIGER」にも使用されている「3Dグラス」(白いシート)。足元はしなやかながらも適切なトーションバランスと優れたグリップを実現
まずはそのパフォーマンス性能。これを引き出しているのは「VÖLKL」オンピステモデルのフラッグシップ「RACETIGER」シリーズと同様のテクノロジー。主に挙げられるのが「テイラード カーボンチップ」と「3Dグラス」。「テイラード カーボンチップ」とはスキーのトップ部分に網目状に張り巡らされたカーボンファイバー。それぞれのモデルごとに適切にデザインされ、ターン時におけるもっとも負荷のかかる部分に沿うように配置されている。トップモデルにも採用されているところから強いスキーなのでは?と思うかもしれないが、雪質や斜面に左右されることなく、カーボン素材の軽量化による操作性やとらえの良さ、安定感が強く感じられるという。
上から
「DEACON 76」価格:¥154,000(税込) サイズ(R):171(16.5)176(17.6)181(18.7) サイドカット:124-76-104
「DEACON 72」価格:¥154,000(税込) サイズ(R):158(12.7)163(13.5)168(14.5)173(15.4)178(16.4) サイドカット:125-72-103
「DEACON 75」価格:¥110,000(税込) サイズ(R):154(12.2)161(13.5)168(15.0)175(16.5) サイドカット:126-75-105
「DEACON 84」価格:¥154,000(税込) サイズ(R):167(21/13/18)172(23/14/19)177(24/15/21)182(26/16/22) サイドカット:132-84-115
「DEACON 80」価格:¥132,000(税込) サイズ(R):162(20/12/17)167(21/13/18)172(23/14/19)177(24/15/21) サイドカット:128-80-111
また「RACETIGER」に遜色のないキレを可能にしている大きな要素が「3Dグラス」。スキーの芯材部分に敷かれた特殊なグラスシートは足元となるビンディング部分は効果的にしなりを生みだすよう設計され、トップとテール部分には最適なトーションバランス、そして切り替え動作の俊敏さを可能にするようにデザインされている。
「DEACON 72」はこのようなトップモデルと遜色のないハイスペックモデルであるが、乗り手の幅が広いオールラウンドモデルとして仕上がっている。70mmを超えるセンター幅、そしてトップだけでなくテールもロッカー構造となり、整地、不整地を問わず安定感と操作性に優れた仕上がりとなっている。その乗り味は、やや幅広のセンター幅にもかかわらず軽快さというところが印象的だという。またサイズ展開も幅広く、性別や体格に合わせて適したモデルを選ぶことができる。こういったところが上級者はもちろん、幅広いレベルのスキーヤーの人気を獲得する要因ではないだろうか。
ゲレンデをもっと自由に、縦横無尽に疾走したい。そんな思いを叶えてくれる「DEACON72」。スキー本来の楽しみを与えてくれる期待のニューモデルとともに新しいシーズンを迎えようではないか。
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