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視界をクリアに!とは!? ゴーグル(レンズ)の選び方最前線2018 vol.2

2018-05-15 (火) 9:20

光の3原色を完全コントロール SMITH 「Chroma Pop」

 フリースタイルシーンでは小野塚彩那、バックカントリーフィールドでは児玉毅、技術選においても多くのデモンストレーターが使用するSMITH。それぞれのカテゴリーで活躍するトップライダー達の活躍から、その信頼性は実証されているだろう。

 これまでもSMITHは<テーパードレンズテクノロジー>
によって、レンズのクオリティは保ったまま、レンズの外側に向かって薄くしていくことで、ゴーグルのような深いカーブに起こりがちな歪みを解消するなど、光をコントロールする技術では、ゴーグルのトップブランドとしての地位を築いてきた。

 そのSMITHが送り出しているハイコントラストレンズが「Chroma Pop(クロマポップ)」だ。雪上のみならず、人の目に見えるすべての色を作っているのがいわゆる光の三原色、赤、黄、緑。そしてこの3原色の重なりを除去することで、対象物を鮮明に浮かび上がらせ、自然の色を残したまま、コントラストを高めて明確に捉えてくれるのが「クロマポップレンズ」の大きな特徴だ。あらゆる状況が想定されるバックカントリーフィールド、そして、ゲレンデにおいてもコブ、不整地、またはポールといったシチュエーションにおいても、自ら意識することなく、自然と光が調整され、対象物を捉え、明確なラインを描くことができるであろう。これは眼の疲労軽減にも大きな助けとなっている。

 さらに「クロマポップ」は、調光レンズにも取り入れられている。これまで一般的に調光レンズは対象物の見え方がフラットになりがちで、スノースポーツにおいては、雪上の凹凸や細かな斜面変化を捉えるのを苦手としていた。しかし、「クロマポップ」のテクノロジーが加わることにより、その弱点をカバーすることができた。これにより、天候、光の強弱には調光機能により瞬時に対応し、「クロマポップ」により、晴天時はもとより、曇天、降雪の状況にもクリアな視界を確保してくれるという。フラッグシップモデルの「I/Oシリーズ」にはもれなく「クロマポップ」が搭載され、調光以外のモデルにはダーク系とクリア系の2枚のレンズが標準装備として入っているのはうれしい限りだ。同じレンズテクノロジーの中でもラインナップの幅があり、選択肢が豊富なので、デザインはもちろんだが、それぞれの志向に合わせて選んでもらいたい。


調光レンズを2枚にはがし、インナーレンズに光を当てると濃く変色しているのが分かる。
基本はクリア系のレンズだが、晴天時には色が濃く、降雪時にはクリアの状態を保ってくれる

SMITH:http://www.smithjapan.co.jp

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