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ケスレスキー、日本で本格的に復活!日本語サイトもOPEN!!!
2023-01-27 (金) 18:42
1980年代から90年代、日本のスキー場でもよく目にしたケスレスキー。しかし1998年にブランドが消滅。日本でもその姿を消した。
あれから約25年。ケスレスキーがケスレジャパンとして日本の市場にも参入することが決まった。 その参入の中心人物は、ケスレを履いてスキーアルペンのW杯で活躍した浦木健太さんだ。
浦木さんに、ケスレ復活の経緯や、今後のマーケティングや展望についても訊いた。
SnowMAP
ケスレスキー、いよいよ日本でも復活ですね!?
浦木
私も履いていた1998年に日本市場から姿を消したので、久々の復活となります。
実は2010年ぐらいから新生ケスレスキーとして復活のチャンスを探っており、大きく動いたのは2018年。チェコの投資家がケスレ社の株式の過半数を取得し、本格的なケスレ―ブランド復活に向けた動きが加速しました。
SnowMAP
現地の会社は、どんな雰囲気ですか?
浦木
本社は1924年にケスレが誕生したのと同じオーストリアのホヘネムスという田舎町にあります。そこで製造しているのがトップレーシングモデルなどのハンドメイドスキー、他のスキーはチェコにできた新工場で製造を開始したところです。
働いてるメンバーが若くて優秀で、本当に新しい会社というイメージです。
SDGʼsなども意識が高く、チェコの新しい工場などでは太陽光発電などで自家発電しながら、可能な限り環境を考慮したスキー製造を心がけています。
SnowMAP
今後、日本でのマーケティングはどのように行なっていくのですか?
浦木
日本国内でのマーケティング戦略はまだ検討中ですが、当然ウェブメディア中心のマーケティングになります。
スキー文化を若い年代にも取り入れてもらえるようなマーケティングと販売戦略、加えて、時代と共にフレクシブルに進化していける会社であることが重要だと思っています。
まずアルペン関連の商品を販売していくことになりますが…ヨーロッパでのスキーといえば、アルペンスキーだけではなく、クロスカントリースキーも人気です。今後の日本でもインバウンド需要が回復し、雪に初めて触れるような、スキーをしたことがない人にとってはクロスカントリーの方が簡単で楽しめると思います。なので、クロスカントリースキーの普及も進めたいです。
ケスレブランドを既存のスキーヤーに向けてアピールするのはもちろんですが、スキーに興味のない人たちをいかにスキーにどうやって振り向かせ、新規のスキーヤーを獲得するかということは当然考えていますし、そこに挑戦していきたいです。
SnowMAP
レーシングやピステスキーはヨーロッパ、そして…
浦木
フリーライドは北米で人気が高く、いくつものタイプから選択できます。クオリティは保証します(笑)。また、どのような雪面状況にも対応するオールマウンテンのスキーもおすすめです。
また、ケスレのすべてのスキーにはホローテック(HOLLOWTECH)というテクノロジーが搭載されています。スキー先端にある楕円形の部分で、スキーを軽くする効果に加え、振動吸収の役目もあります。
SnowMAP
ケスレのブーツは、どうですか?
浦木
22-23シーズンからケスレブーツの販売がスタートしました。すでにワールドカップや昨年のオリンピックでも結果を出していますし、私も履いていますが調子良いです。
『ブーツの製造は他メーカーとのコラボレーションなのか』と聞かれることが多いのですが、ケスレ独自のテクノロジーを搭載した完全オリジナルで、ブーツだけはイタリアで製造されています。
今後数年でカテゴリーも増えていく予定なので楽しみにしていて下さい。
SnowMAP
今のところどのような販売ルートになりますか?
浦木
この1月から東京都内では、神田にあるFUSO、ASPEN、VAILの3店舗。もうすぐ札幌のパドルクラブ2店舗でも販売をスタートします。
また、新潟県湯沢のクレブスポーツでは様々なタイプのレンタルが可能ですので、興味のある方はまず試していただくこともできます。(※ 今期のブーツは、FUSOのみでの取り扱いとなります。)
SnowMAP
最後に、ケスレスキージャパンの今後の展望をお聞かせ下さい
浦木
スキーを販売するという枠だけにとらわれず、私が住むオーストリアのようなスポーツ文化を中心としたライフスタイルを日本にも発信していきたいと思っています。
ヨーロッパだと、夏はハイキングやマウンテンバイク、冬になるとスキーをするのが当たり前の文化があり、その文化が人々の幸せや健康につながることを身をもって感じています。
それと未来のビジネスモデルへのチャレンジというのもあって、私自身がオーストリアで生活をしながら、日本での輸入販売に関わるように、この新しい情報化社会の時代において、オンラインを最大限活用した日本と海外における新しいビジネススタイルを、ケスレで実現させたいと思っています。
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