秋のアウトドアから厳冬期のバックカントリーまで
これ1枚で快適な睡眠を！

　お盆も過ぎ、暑さもひと段落した晩夏。山も幾分、秋の雰囲気を醸し出し始め、北海道では早くも初雪のニュースが届き、今年もシーズンへのカウントダウンが始まった！といったところだろうか。とはいえスノーシーズンに限らず、アウトドアを楽しんでいる方は多いだろう。もちろん、小屋泊まりは安全で快適だけれども、おもいっきり大自然を楽しむということになれば、テント泊ということになるのではないか。テントやシュラフといったところに目を奪われがちだが、快適なテントでの時間を過ごす上で、意外と重要なのは、“マット選び”かもしれない。夏山、そして軽量に特化したものなど様々なブランド、ラインアップはあるが、できれば1つで集約したい。

「NEOAIR™ XTHERM™（ネオエアー Xサーモ）」
サイズ：（R）51×183cm （L）63×196cm　重量：（R）430g （L）570g
厚さ：両サイズともに6.3cm　R値：5.7
収納サイズ（長さ×直径）：（R）23×10cm　（L）28×11cm
価格：（R）¥28,000+税　（L）¥32,000+税

　「THERM-A-REST（サーマレスト）」が展開する「NEOAIR™ XTHERM™（ネオエアー Xサーモ）」は4シーズンに対応してくれるマットだという。「NEOAIR™ XTHERM™」は「THERMAREST」のマットの中でも、最も断熱性能に優れたモデルとなっている。だが、単純にマット自体に厚みを持たせているというわけでなく、マット内部に三角形のセル形状を組み合わせ、また、4枚の熱反射素材が地表からの冷気を遮断し、同時に、体内から発する熱をマットの中から逃がさない仕組みとなっている。まだ暑さが残る時期には、体を冷やすことなく熱を保ち、外気、地表からの余分な熱はシャットアウトしてくれることになる。これは断熱性能を示すR値が5.7という高い数値からも実証済みであろう。
　これだけの断熱性能を有するモデルであると、嵩が気になるところだが、この「NEOAIR™ XTHERM™」は驚くほどにコンパクトに収納可能だ。これはアバランチギアなどを携行するバックカントリーのシーンでは、軽量と省スペースを可能にしてくれる。軽量で暖かなマットで過ごすことは疲労の軽減につながり、十分な睡眠をとることで、体力的にも精神的にも余裕を持って行動することを可能とし、事故を防ぐ大きな要因となるだろう。そういった面でも、直接、ハイクアップ、滑走に関わるものではないけれど、用具選びはひとつずつ、慎重に選びたい。
もうちょっと時間はあるけれど、シーズンインの立山への準備に追加するアイテムが増えそうだ。

THERMAREST HPはコチラから