GEAR ギア
Snow Gear Collection 2018-19 DYNAFIT 「HOJI PRO TOUR & ST ROTATION」
2018-11-19 (月) 18:05
シンプルな操作性、軽量と剛性を融合させたブーツ「HOJI PRO TOUR」
ベストなマッチングのビンディングは「ST ROTATION」か!?
バックカントリー、そしてツアースキーというシーンにおけるリーディングブランド「DYNAFIT」。日本国内においても近年のパウダー、バックカントリーブームをリードし、その軽量なギアはこれまで、一部のツアースキー、山スキーの愛好家のみが使用していたが、バックカントリー、パウダー愛好家へも一気にその支持を広げた。
「HOJI Lock System」
滑走モードではバックル、ベルクロと連動し、シェルと一体化。
理想的な剛性とフレックスをシンプルなレバーの切り替えのみで実現
そのDYNAFITから今シーズン、ツアーブーツの軽量さと、フリーライドブーツの滑走性能が融合した「HOJI PRO TOUR」が登場した。プロフリーライダー“HOJI”ことEric Hojoreifsonが開発に深く関わったこのモデル。注目すべき点は何といっても「HOJI Lock System」(特許取得済み)だろう。
これは、アッパーシェル後方のリアレバーがバックル、ベルクロストラップと連動し、一瞬で快適なウォークモードに切り替わり、滑走モードにセットすると、シェル内部のスポイラーがアッパーシェルと一体化し、滑走のための理想的な剛性とフレックスを実現してくれるという。
「HOJI PRO TOUR」
価格:¥110,000+税 サイズ:25.0~30.5cm 重量:1,450g(27.5cm) 可動域:55°
*レディースモデルもアリ
これはツアーブーツにありがちな、登るにはいいんだけど滑るにはちょっと・・・。という不安な部分を解消してくれる。特に日本のようなパウダーを求めてバックカントリーへ!というアグレッシブなライディングを求めるスキーヤーのためのブーツと言っても過言ではないかもしれない。また、ラスト幅も103mmと幅広といわれる日本人の足にも適いやすいというも朗報だ。1日中、登り、滑走を繰り返す雪山のなかでも、快適に過ごすことができるであろう。
そして、ブーツと同様に重要視しなければいけないのがビンディングだ。テックビンディングの代名詞ともいえるDYNAFITではその用途(山岳レース、ツアー、フリーライド)によってさまざまなテックビンディングがラインナップされている。もちろん、軽量というところにフォーカスするようであれば、「TLT SPEED/SPEED FIT」という選択肢もあるが、バックカントリー、そしてなによりパウダーでのライディングに重きを置くようであれば「ST ROTATION 7/10/12」というマッチングがおもしろいかもしれない。
(右上)「ST ROTATION 7」価格:¥62,000+税 重量:613g DIN解放値:2-7
ブレーキ幅:82,92,100mm
(左下)「ST ROTATION 10」価格:66,000+税 重量:599g DIN解放値:4-10
ブレーキ幅:90,105,120,135mm
(右下)「ST ROTATION 12」価格:¥72,000+税 重量:625g DIN解放値:5-12
ブレーキ幅:90,105,120mm
ツアービンディングとして初めてTUV安全認証を得たこのモデルはトゥーピースが自動で可動し、センター調整を行ってくれるという。これはまだテックビンディングに不慣れであったり、天候の悪い中での作業といったところにおいて、スムーズにかつ安全に着脱をサポートしてくれる。DIN解放値7、10、12というラインナップの広さも幅広いスキーヤーに対応し、バックカントリーフィールドにおけるダイナミックな滑りをしっかりとサポートしてくれるだろう。軽量でありながら、しっかりとした強度、耐久性、そしてなによりも安全性を兼ね備えたオールマイティなテックビンディングといえるのではないか。
いよいよシーズンも始まる。安全かつ、アグレッシブに雪山を楽しむギアを再点検、再発見するいい機会かもしれない。
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