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「FWQ Freeride Hakuba 3*」開催!
2019-01-15 (火) 19:14
男子スキーでは佐々木悠が2年連続優勝
女子スキーはハーフパイプ、オリンピックメダリスト小野塚彩那が優勝
今年も「FREERIDE WORLD TOUR」が日本にやって来た。会場は今年も白馬。スキー場に特設のコースを作り行われる競技ではなく、自然の雪山の中、いわゆるバックカントリーフィールドで行われる。決められているのはスタートとゴールのみ、どのラインを滑り、ジャンプなどの技でいかに“魅せるか”が競われる。2017年に初めて日本で開催され、今シーズンはジュニア向けのプログラムも開催を予定しており、徐々にその人気を高めている。今回、まず行われたのが本戦「FREERIDE WOURLD TOUR」の日本人選手選考会、いわば予選ともいうべきFWQ(FREERIDE WORLD QUALIFIER)。
コースは完全にバックカントリーフィールド。リラックスした中にも張り詰める緊張感でスタートを待つ選手たち
注目は2014年ソチ、2018年平昌と2度のオリンピックにハーフパイプ代表として出場した小野塚彩那だろう。特に2014年のソチオリンピックでは銅メダルを獲得している世界的なフリースキーヤーだ。
当初の予定では、1/15(火)~17(木)の間で天候、積雪、斜面状況を考慮し、行われる予定であったが、天候が悪化される予想のため急遽、1/14(月)に開催が決定された。
結果は順当ともいえ、スキー男子では、2年連続で優勝した佐々木悠。カナダを中心にさまざまな映像作品でアグレッシブなライディングを見せてくれるスキーヤーだ。スキー女子では小野塚彩那が優勝。
自ら選んだラインの中、ジャンプ、ターンを織り交ぜながらそれぞれのスタイルで魅せる!
ハーフパイプでの世界のトップレベルの実績。そしてハーフパイプ転向前は国内で技術選という基礎スキーのシーンにおいてトップ選手であった小野塚彩那。総合的なスキーの実力を見せつけたのであろう。男子スノーボードでは山崎恵太が見事、出場3年目にして優勝をかざり、同時に3人は本戦への出場権を獲得した。
本戦となる「FWT Hakuba Japan 2019」は1/19(土)~26(土)の間で行われる予定となっている。本戦には2017年に優勝し、一気に世界的なライダーへと駆け上った楠泰輔ほか、スキー、スノーボードからそれぞれのレジェンドであるトラビス・ライス、タナー・ホールも出場が決定している。
いまや世界中から注目を集めるHakuba(白馬)の山中にて、これだけ豪華なライダーたちがどんな滑りを見せてくれるのか。大いに楽しみだ。
Photo:freerideworldtour.com/ T.TAYAGAKI
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