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SAJ 2019FISアルペン世界選手権 代表選手正式発表
2019-01-30 (水) 18:34
12月に行われた全日本選手権優勝者が順当に選出
大越龍之介は出場権獲得ならず
2019年1月30日、SAJ(全日本スキー連盟)から「2019FISアルペン世界選手権」の代表選手が正式に発表された。12月に行われた全日本選手権でのGS、SLの優勝者が順当に選出された。男子は石井智也(ゴールドウィンSC)、湯浅直樹(シーハイルアカデミー)。女子は安藤麻(東洋大学)、向川桜子(秋田ゼロックス)となっている。気になるのはやはり、湯浅直樹のケガの状態だろう。ナショナルチームに復帰後、迎えたウェンゲンでのワールドカップで肉離れを負っている。それ以降はすべてのレースをキャンセルし、世界選手権に向けて治療中との事であるが、ただでさえ、12月に実戦復帰し、これまで出場したレースは中国でのファーイーストカップと、全日本選手権、そしてウェンゲンでのワールドカップのみである。全日本選手権同様に“ぶっつけ本番”となるわけだが、これまでの実績と度重なるケガから復活して湯浅直樹には期待せざるを得ない。
一方、残念だったのは大越龍之介(東急リゾートサービス)。ウェンゲンでの2年連続ポイント獲得、22位フィニッシュと状態の良さを見せていたが、続くキッツビューエルでは1本目DNF。昨夜行われたシュラドミングでのナイトレースも1本目、フィニッシュはしたものの、2本目に進出することはできなかった。これで選考基準となるワールドカップにおける20位以内を2回(2シーズン合計)をクリアすることはできず、出場権獲得には至らなかった。
「2019 FISアルペン世界選手権」は2/4~2/17の期間、スウェーデンのオーレで開催される。ダウンヒル、スーパーGといった高速系の種目からスタートし、2/14女子GS、2/15男子GS、2/16女子SL、2/17男子SLと日本チームが出場する技術系の種目へと移っていく。今回、選出された4名はすでに実績も充分に重ねた4名である。上位でのフィニッシュに期待したい。
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