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SAJ 2020-21シーズン強化事業方針 記者会見

2020-08-18 (火) 19:22

コロナ禍における安心、安全を最大限考慮した選手強化
2021年東京・神宮外苑でのビッグエア大会を開催予定

 

 2020年8/17(月)全日本スキー連盟(SAJ)が2020-21シーズンに向けての記者会見を行った。会見には皆川賢太郎強化本部長、そしてノルディックコンバインドの渡部暁斗、スノーボード・スロープスタイル/ビッグエアから鬼塚雅の両選手が出席。会見では冒頭、皆川強化本部長から新型コロナウィルスが世界的に蔓延していく中、各競技ともにシーズン途中で活動を中止せざるを得なかった状況。そして春以降も強化活動の中止は継続され、8月に活動が再開された点など報告があった。
 2020-21シーズンに向けては、早ければ今月末から海外遠征を再開する予定だという。現状ではヨーロッパも多くの国において、日本からの渡航が解禁されていないが、スイスは渡航可能となっている。北米への遠征については、今後の情勢を見極めてからの判断となる。
 会見に出席した渡部暁斗(北野建設SC)は「トレーニングは順調に進んでいる。こういった状況にのなかで、あらためてスポーツを楽しむ。技術が上達していく楽しみを感じることができた。来シーズンについてはワールドカップでの勝利を積み重ねていくこと。そして世界選手権での優勝をめざしたい。2022年の北京オリンピックは開催されるかは分からない部分もあるが、そこまで自分が上達していくという過程を楽しみたい」という選手としても厳しい状況のなか、前向きで力強い抱負が語られた。鬼塚雅(星野リゾート)も「このような状況下でも工夫をしながら新しい技にもチャレンジしてきたい」また同会見で発表された2021年12月に開催を予定している東京・神宮外苑でのビッグエア全日本選手権にも「東京での開催ということで、どんな感じになるかとてもわくわくしている」と語った。
 また、皆川強化本部長からは、コロナウィルスへの対策として「キャピタルメディカ」社との提携も発表。同社からのPCR検査、罹患した場合の対応などの医療サポートを得ながら、安全を第一に来シーズン、そして2022年の北京オリンピックへ向けて活動を行っていくという予定だという。
 なかなか来シーズンのことも分からない状況ではあるが、そんななかでも選手たちは出来る限りのトレーニングを続けている。我々もそれを信じて応援し、そして自らもウィンタースポーツを安全に楽しめる日が来ることを願いたい。

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