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2021第99回全日本スキー選手権大会アルペン競技 男子SL大会結果&優勝インタビュー
2021-03-04 (木) 11:14
何度でも蘇る!
男子SLは湯浅直樹(シーハイルアカデミー)が圧巻の優勝
2021年3/3(水)「第99回全日本スキー選手権大会アルペン競技男子SL」が開催された。当初は今月末からの開催が予定されていた全日本選手権だが、国内でのファーイーストカップの中止。またロシアでのファーイーストカップの開催スケジュールから急遽、予定が変更された。そのため、ナショナルチーム勢や現在、ヨーロッパで活動する選手の参加が見送られることになった。
優勝は湯浅直樹(シーハイルアカデミー)。度重なるケガに悩まされてきた湯浅直樹であるが、体調面に不安がなければ、まだ世界のトップクラスの実力をそなえている。今大会はその実力を見せつけ、2位に1秒差をつけ圧巻の優勝であった。2位には、同じくケガから復帰した成田秀将(カワサキフィールドSC)。3位にはナショナルチームから相原史郎(東海大学)という結果となった。
湯浅直樹レース後インタビュー
SnowMAP-まずは優勝おめでとうございます。
湯浅直樹-ありがとうございます。
SnowMAP-レース直後のインタビューで膝の人工関節を公表されていましたが?
湯浅直樹-そうですね。人工関節界のスターになるべくアピールはできたと思います(笑)。人工関節界に新しい風を吹かせたいですね!
SnowMAP-2大会ぶり6度目の全日本チャンピオンですが、大会を終えてどのような気分ですか?
湯浅直樹-う~ん。もうちょっと練習したかったですね。もう少しいい滑りができたかなと思っています。
男子SL2位 成田秀将(カワサキフィールドSC)
SnowMAP-大会前も阿寒でのトレーニングを重ねていたようですが?
湯浅直樹-そうですね。基本的に阿寒は好きです!
SnowMAP-昨年の全日本選手権とくらべて、かなり調子は上向いているようですが?
湯浅直樹-満足のいく滑りではなかったです。苦戦はしながらも勝てたという印象はあります。昨年のどうしようもなかった6位というのとは、だいぶ違いますね。
SnowMAP-今はしっかりと滑ることができているのですね?
湯浅直樹-そうですね。昨年の大会は手術から2カ月でしたからね。
男子SL3位 相原史郎(東海大学)
SnowMAP-2位に1秒差以上の差をつけての優勝となりましたが、今日のレースでの反省ポイントはありますか?
湯浅直樹-急斜面ですかね。けっこう体がまわっちゃって。しっかりと踏めていなかったんですかね。正直、2本ともがんばってゴールしたって感じはあります。今日のレースの展開ではやれること、やらないといけないことが山ほどありました。昨シーズンもそうだったのですが、レースですごく悪い滑りがでてしまうことがあり、そのあたりをこれから修正していかないといけないですね。それでも優勝するということは難しいことなので、それが達成できたのはよかったと思っています。
SnowMAP-やはり世界のトップシーンへの挑戦が続いていくんですね?
湯浅直樹-やはり、そうですね。世界のトップというところを見据えててやっていきます!
写真:田中慎一郎
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