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2021第99回全日本スキー選手権大会アルペン競技 男子GS大会結果&優勝インタビュー

2021-03-05 (金) 14:03


 

大学生チャンピオン
男子GSは富井大賀(中央大学)が優勝

2021年3/4(木)「第99回全日本スキー選手権大会アルペン競技男子GS」が開催された。当初は今月末からの開催が予定されていた全日本選手権だが、国内でのファーイーストカップの中止。またロシアでのファーイーストカップの開催スケジュールから急遽、予定が変更された。そのため、ナショナルチーム勢や現在、ヨーロッパで活動する選手の参加が見送られることになった。
 優勝は富井大賀(中央大学)。加藤聖五、小山陽平、石井智也が不在ではあったが、成田秀将、新賢範といったワールドカップ経験者を押しのけ、大学生チャンピオンが誕生した。2位には新賢範(Brain)。3位には塩入資(信州冷機)という結果となった。
 
富井大賀レース後インタビュー
おめでとうございます。
-ありがとうございます。


男子GS2位 新賢範(Brain)

SnowMAP-レースを振り返ってどうでしたか?
富井大賀-一昨日の降雪の影響からか、これまでとは違った雪面の状況となっていました。1本目は2番というスタート順を活かして、自信をもってスタートしました。あまり大きなミスもなく、自分らしい滑りはできたと思っています。2本目は4番手タイムでした。急斜面の入り口でゲートに手を絡めてしまったり、少し空回りしてしまったところはありました。それでも、焦ることなく、ハイラインをキープしながら安定して滑るという自分らしい滑りを心がけました。自分の滑りをして、いけるところまでいこうと。それで負けてしまったらしょうがないと思っていました。1本目のマージンを活かして優勝できたのでうれしく思っています。
 


男子GS3位 塩入資(信州冷機)

SnowMAP-今シーズンはどのような状況でしたか?
富井大賀-今シーズンはシーズンインも大幅に遅れていました。滑り始めたのも12月の中頃でした。それまでは陸トレ、筋トレをジムをはしごしてやっていました。毎年、シーズン始めは調子がよく、FISレースでも勝つことができ、ポイントも獲得していたので、全日本選手権に向けてもそこまで焦ることはなかったです。

SnowMAP-コロナ禍ということもあり、大学生活も含めて大変でしたか?
富井大賀-大学はすべてオンラインでした。ただ、東京でお世話になっているジムもあるので、野沢温泉に帰ることなく、東京で過ごしていました。滑り始めるのは遅くなりましたが、かえって、じっくりとカラダ作りを行えたと思っています。


1昨日の悪天候から一転、阿寒湖を見渡す好天のもとレースが開催された

SnowMAP-全日本選手権GS3連覇の石井智也。今シーズン、世界選手権GSで18位の加藤聖五といったメンバーは不在でしたが、そのあたりはどう感じていますか?
富井大賀-同じ野沢温泉でやってきた加藤聖五選手はライバルなので、彼に勝たなければいけないですし、ワールドカップで彼と戦いですね。ですので、全日本選手権で勝つことができなければ、彼に勝つことはできないと思っていました。そのあたりは意識していましたね。石井選手はいつも阿寒では速いですよね。今年は不参加となったので、チャンスだとは思いました。

SnowMAP-残りのシーズンはどのような予定ですか?
富井大賀-この後はロシアでのファーイーストカップに出場する予定です。しっかりとポイントも獲得して、来シーズンにつなげたいです。もちろんワールドカップをめざしてがんばります!

写真:田中慎一郎


 
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