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2021-22 FISアルペンワールドカップ閉幕

2022-03-21 (月) 15:35

 

 

 

総合チャンピオン男子はマルコ・オーデルマット(SUI)
女子はミカエラ・シフリン(USA)が2018-19シーズン以来の女王に返り咲く

 2022年3/14(月)~3/20(日)にかけてフランス・クーシュベル/メリベルにて行われたFISアルペンワールドカップ。シーズン最終戦となる本大会をもって今シーズンのアルペンワールドカップが閉幕した。
 総合チャンピオンは男子がマルコ・オーデルマット(SUI)。今シーズンはGSで無類の強さを見せ、最終戦でも優勝しGSチャンピオン。SG2位、DH4位といずれも上位につけ昨年の総合チャンピオン、アレクサンダー・オーモット・キルデ(NOR)をおさえて初の総合優勝に輝いた。女子は2018-19シーズン以来となるミカエラ・シフリン(USA)。種目1位はないがDH26位、SG3位、GS3位、SL2位といずれも安定したリザルトを残し総合チャンピオンへと返り咲いた。
 今シーズンはマルコ・オーデルマットの強さが際立ったシーズンであったが、それ以上に輝きを見せたのはノルウェーの若手2人かもしれない。1人目がアトレリー・マグラス。3/9に行われたフラッハウ(AUT)でのSL。そして最終戦のクーシュベル/メリベルSLでも優勝し、SL2連勝をかざり総合12位でシーズンを締めくくった。もうひとりがルーカス・ブラーゼン。1/16ウェンゲン(SUI)で行われたSLで優勝し、総合は9位。2000年生まれの若い2人は昨シーズンもその輝きを見せていたが、ともにケガのためにシーズンを棒に振った。今シーズンはともに優勝を飾る活躍をみせ、新時代の訪れを本格的に感じさせるシーズンとなった。来シーズン、技術系種目ではヘンリック・クリストファーセン、セバスチャン・フォス・ソルバーグらとともに表彰台をノルウェーで独占することもあるのではないか。
 日本人選手では加藤聖五が12/14レッヒ(AUT)パラレルで27位。小山陽平12/22マドンナ・ディ・カンピリオ(ITA)SLで8位。向川桜子が12/29リエンツ(AUT)SL27位。小山陽平が1/9アデルボーデン(SUI)SL26位。安藤麻が1/11シュラドミング(AUT)SLで24位とそれぞれワールドカップポイントを獲得した。特に小山陽平のマドンナ・ディ・カンピリオでの8位は快挙であるが、他選手も含め、期待したいのはコンスタントにトップ30に入ることだろう。小山陽平、安藤麻とケガの影響もあり北京オリンピックでも満足のいく結果ではなかったが、来シーズンはさらなる成績へと期待したい。

2021-22 FISアルペンワールドカップ全リザルトはコチラから

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