先月都内で行われた、2022/2023 SNOW JAPAN記者会見。最新のウェアに身を包んだSNOW JAPANの選手たちが、スポンサーや報道陣の前で今シーズンに向けての抱負とそれぞれの想いを語った。

　その中で、ひときわ目立っていたのがアルペンチームの小山陽平選手。通常、JAPANのチームウェアと言えば、国旗をモチーフに白、赤、黒を基調とした色合いが多いが、今期のアルペンチームのウェアは水色に近い青と白が基調。
　代表ウェアを手掛けたONYONEの担当者に話を聞いてみた。

　担当者によると、ONYONEは日本の代表ウェアを手掛けるのが初で、斬新な新しい表現を求めたという。特徴となっている色は“ターポイズグリーン”で自然をイメージしており、そこに冬山の白とそこを滑走する選手の輝きをイメージした黄色のラインが入っている。

　機能面では選手の動きや行動を考え、保温性、防風性、防寒性を意識した素材で、選手のストレスにならないように立体的な構造になっているという。またレーシングスーツの生地は、日本人選手がスラロームやグランドスラロームの選手が多いためそのスピード域で空気抵抗が少なくなる特性の生地を選んでいる。

　この発表後、真新しいウェアでヨーロッパでのトレーニングはすでに始まっており、アルペンスキー FIS ワールドカップ 2022/23 男女 パラレルスラローム レッヒ／オーストリアでお披露目になるはずであったが、雪不足のためにキャンセル。（アルペンスキー FIS ワールドカップ 2022/23 男女 ジャンアントスラローム セルデン／オーストリアは、怪我などで日本人出場者なし）そのため、まもなく行われる、アルペンスキー FIS ワールドカップ 2022/23 女子 スラローム レヴィ／フィンランドがお披露目の場となる。出場予定選手は、安藤 麻 選手と蓮見 小奈津 選手。
　いよいよ、新しいウェアでアルペンSNOW JAPANの戦いが始まる。この模様は、J-SPORTSで生放送。

J-SPORTS/SKIページはコチラから